「清水寺」の境内にある「随求堂(ずいぐどう)」の胎内めぐりは、
時間に余裕があれば体験する価値のある場所です。
ただし、暗闇が苦手な人や混雑する時間帯に訪れる場合は、事前に知っておきたい注意点もあります。
「随求堂」と聞いても、
・何をするところなのか
・怖くないのか
・清水寺観光の中で優先すべきか
分からないまま通り過ぎてしまう人も多いのではないでしょうか。
私は「随求堂」の「胎内めぐり」を、実際に2度体験しています。
この記事では、その実体験をもとに、
「随求堂」とは何か、行き方、体験して分かった注意点を分かりやすくまとめます。
随求堂(胎内めぐり)とは?
「随求堂」は、「大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)」を本尊として祀っています。
「大随求菩薩(だいずいぐぼさつ)」は観音菩薩の変化神とされ、人々の苦しみの声を聞き、救済する慈悲深い存在。
「胎内めぐり」は、 「大随求菩薩」の胎内に入ることを象徴した修行体験です。

真っ暗な堂内の暗闇(仏の胎内)は、生命の源・根源的な世界を表現しています。
参拝者は数珠(※手すりがわり)を頼りに出口へ向かいますが、この一連の流れが、 迷いの世界→仏の胎内→再び生まれ出るという意味を持っています。
右へ左へと幾度となく曲がりながら進むと、真っ暗闇の中にボーっとした光を放つ「随求石」が現れます。
「随求(ずいぐ)」は求めに随って(したがって)、願いをかなえるという意味。
この「随求石」には梵字「ハラ(ह / ha)」が刻まれていますが、これは、清らかさ・浄化・迷いを焼き尽くす智慧の力を象徴する文字。
「随求石」に触れながら願い事をすることで、その願いが仏に届くとされています。
随求堂の場所と行き方

「随求堂」は、非常に分かりやすいところにあります。


「仁王門」をくぐり、階段を上ったところの正面に「随求堂」があります。
胎内めぐりを実際に体験してみた感想
平日の9時頃と10時頃に出かけましたが、いずれも待ち時間なく入ることができました。
履き物は、入口の靴箱に置きます。
「胎内めぐり」は、想像以上に暗く、中に入るとまったく何も見えません。
堂内には微かにお香の匂いも漂っています。
左手で数珠(手すりがわり)を握り、そろそろと前へ進みます。
数センチ先すら見えないため、目の前で手をかざし、こわごわ進みます。
「一寸先は闇」と言いますが、人生はこのようなものかもしれません。
そんな中、かすかな光に照らされた「随求石」が突如として現れます。
ホッとできる瞬間です。
堂内を出ると、再び視界が開けます。
これは生まれ変わりを象徴しているのでしょうね。
光のありがたさが、しみじみと感じられました。
私の前を歩いていた子どもも、出口のところで
「めちゃくちゃ、良かった」
と感想を述べていました。
私自身も、「清水寺」観光で「随求堂」は外せないスポットだと感じています。
随求堂(胎内めぐり)の所要時間と体験料
「胎内めぐり」にかかる時間は、約5分です。
短時間で体験できるため、「清水寺」の観光スケジュールを見直す必要もありません。
拝観料は清水寺の通常拝観とは別に必要になりますが、わずか100円です。
これほど安価で貴重な体験ができるところは、なかなかありません。
体験して分かった注意点【行く前に知っておきたい】
実際に体験して感じたことは、堂内は本当に真っ暗闇ということ。
そのため、手荷物を落とすと探すのに苦労します。
暗闇が苦手な人も、無理をしないでください。
また、混雑時は少し待つことがあるかもしれません。
前を歩く人と一定の距離をとる必要があるため、「胎内めぐり」を希望する人が多数の場合、堂内へ入るまで、それなりの時間がかかると思われます。
随求堂を含めたおすすめの回り方
「随求堂」は、「本堂/舞台」へと向かう手前にあるため、「清水寺」で最初に訪れるのがベターです。

ただし、「清水寺」境内を一巡しても「仁王門」前に出てくるため、行程の最後に訪れるのも良さそうです。
なお、「随求堂」は無料エリア内にあるため、「清水寺」の拝観料不要で訪れることもできます。
「清水寺おでかけモデルプラン」でも、行程内に「随求堂」を加えていますので、あわせてご覧ください。

あわせて知っておきたい清水寺観光のポイント
「清水寺」やその周辺には、見どころが数多くあります。
観光の計画を立てる際は、あわせて次の情報も参考にしてください。
■清水寺の混雑状況とおすすめ時間帯
実際に歩いて分かった、混雑しやすい時間帯と比較的空いている時間帯をトップページにまとめています。
■清水寺観光は子連れでも楽しめる?
階段の多さや混雑状況など、子ども連れで気になるポイントを詳しく解説しています。
▶清水寺観光は子連れでも楽しめる?おすすめスポットの記事を読む

■清水寺・奥の院前からの写真は何時が一番きれい?
6時台〜7時台で実際に撮影し、写真がきれいに撮れた時間帯を比較しました。
▶清水寺・奥の院前からの写真は何時が一番きれい?の記事を読む

